アスワのハセガワです。
今後、毎月末にその月に読んだ本を紹介していこうと思います。時には、月初になることもあるかもしれませんが、お許しを。
1.「現場のコトバ」柿内 幸夫著(中経出版) 1100円+税
以前、このブログで柿内先生のご本と“赤札作戦”について、ご紹介させていただいたところ、なんと柿内先生からメールをいただき、そのご縁で著書をお送りいただきました。柿内先生、その節はありがとうございました!!以前から、柿内先生の本を読んでいたので、ご本人からご連絡をいただいたときは本当に嬉しかったです。発信することは、繋がることなんだと実感。
現場の改善に関することなど、特にサービス部門の方にはすぐに使える手法ばかりです。今回の本の中で、私が「そうだったのか!」と腹落ち感があったのが、“考えること”を“思い出すこと”と勘違いしている人が多いため、新たな提案に対して、やりもしないのに即座に「できない」という人が多いんだということでした。自分の記憶にそういう体験があるかを思い出そうとして、記憶にないと分かると自動的に「難しい」とか「できない」と言ってしまうとのこと。“考える”ということは、「ただひたすら見て、案をつくって、話して、決めて、からだを動かして実行する」と説いてくれています。「改善の心」を定着させたいディーラーさんは、必読です!!
2.「先読み力で人を動かす」村中 剛志(日本実業出版社)1500円+税
知人に誘ってもらい、村中さんの「先読み力」の勉強会に出席させてもらっています。初回の勉強会で、「先読み」していないせいで、すっかり遅刻をしてしまったハセガワです。「先読み」する人は1歩先に行動し、「後手」にまわる人は1歩後に行動する。この「先読み」と「後手」の差は、1歩ではなく2歩。そして、その2歩がビジネスで大きな差を生むという村中さんのお話に納得。現在、村中さん作成のスケジュール管理表を使って、予定とその予定に対する実績を記入しタイムマネジメントをはじめたところです。先手を打った仕事を青、後手に回った仕事を赤で印をつけるのですが、青が一つも無く全て赤でした・・・。勉強会は引き続き予定されているので、次回には青をたくさん持って参加しなくちゃね。
村中さんに、”「先読み力」で人を動かしてください!”とサインをもらいました。はいっ、動かします!!私に近づくと、皆、動かされるよー。
3.「ルイ・ヴィトンの法則―最強のブランド戦略」長沢信也(東洋経済新報社)1700円+税
ブランディングの調査をしていたときにこの本を手に取りました。最近、自動車業界でも、「ブランド・コミットメント」を考えるようになりましたが、それでも調べてみるとまだまだ、自動車の場合はブランド=ヒストリーという定義が多いように感じています。しかし、ヴィトンやエルメスなどの世界では、やはりブランドは「製品のよさ」であり、それを支えるのが様々な「禁止」のルールです。絶対に値下げはしない、絶対にテレビCMはしない(カップラーメンのCMなどの後に流れると、前後の映像がビィトンの認知に混ざると逆効果だから)、絶対にセカンドラインは出さない・・・他多数。
本とは別に、ブランドって、プロテクト(保護)も重要なんだよねーと思った出来事がありました。ブランドに関する資料を作りつつ、様々なブランドのホームページを見ていました。なんと、ヴィトンやエルメスなどのホームーページは、ロゴを右クリックできないようになっています。要はロゴのコピーの禁止です。ちなみに、自動車業界はどうかというと・・・ほとんどが、右クリックできます。そして、キレイにコピーできちゃうのでした・・・。この本は、自動車ディーラーの方向けというより、メーカー向けだと思います。メーカーの方、ぜひ。
4.「超高級ブランドに学ぶ感動接客」ロビン・レント ジュヌヴィエーヴ・トゥール(日本経済新聞出版社)1400円+税
元カルティエの取締役会長が書いた本です。この本は、文字が大きく、また一つの項目が2〜3ページで完結しているので、新入社員や若手社員に読ませると良いと思います。主に、カルティエやティファニーなどの宝飾品を事例とした接客について書かれていますが(一部クルマもあります)、これらを自動車と置き換えて読んでも十分読み易いです。「期待を上回る接客が不可欠であること」「苦情はチャンス」「お試しになることをお勧め」(クルマでいうところの試乗ですね)「アフターの重要性」など、ディーラーでも基本とされる接客の要素も抑えつつ、「『ちょっと見ているだけ』というお客様への対応法」「提案の持っていき方」「反論の扱い方」など、若い社員が身につけると良いテクニックについても触れてあります。宝飾品を買うことの競争相手を、“南の島へのバカンス”という異業種(旅行)であることや、“買わないという選択”に位置づけて、競合への戦略を考えているあたりは、自動車業界より進んでいるかもしれません。
似たようなことを書いた自動車販売店向けの教育ツールもあるのかもしれません。しかし、装丁も含めたセンスの良さと、読み手を配慮した分かり易い言葉やページの見せ方で、完全にこちら側に軍配が上がります。新入社員の接客研修を依頼されたら、テキストして使ってみたいなぁと思えた一冊でした。
5.「フィードバックの技術で職場の「気まずさ」を解消する」ジェイミーO.ハリス(ファーストプレス)800円+税 
私は、運が良かったなぁーと思っています。なぜなら、初職の上司が常に仕事のフィードバックをしてくれる人だったからです。本の最初のページにあるように“フィードバックの目的とは、何よりもまず、学び、成長し、変化を起こすこと”なのです。私は、フィードバックをする・されるという文化の中で育ってきたため、率直にフィードバックされることはありがたいなぁと思って今まで来ました。かつて、ブライダルの仕事をしていた時も、決して自分に専門知識がなくても、カメラマンのスタッフには顧客視点でアングルや構図のフィードバックをしていました。お互いに、学び、成長し、変化を起こすために必要だったからです。
しかし、最近になって、フィードバックが存在しない会社もたくさんあるのね。。。と感じています。他人の成長に無関心なのでしょうか?上司・部下間または、同僚同士でフィードバックを実践していない会社があれば、必読です。自動車ディーラーの営業の商談こそ、上司のフィードバックにより、打率があがるはずです。
6.「不機嫌な職場」(講談社現代新書)高橋 克徳他 720円+税 
本屋で見かけて、衝撃的なタイトルでつい即買いしてしまった本。ベストセラーらしいですねぇ。この本は、読めば読むほど、きっとほとんどの人が「うちの会社のことでは??」と思ってしまう、恐ろしい本です。サブタイトルは、“なぜ社員同社で協力できないのか”です。第四章にある“協力し合う組織に学ぶ“は、事例の中心が若い社員の多いベンチャー企業なので、なかなか自動車ディーラーでは参考にしづらいのですが、”若い優秀な人材が採用できないよなぁー“とお悩みのディーラーさんは、”こういった企業に、若い優秀な人は魅力を感じるんだな“という視点で見ていただくと良いのかもしれません。
この本が売れているということに、日本企業の行く末が・・・。
7.「上機嫌の作法」齋藤孝(角川書店)705円+税 
これも、友人からのプレゼント。上の「不機嫌な職場」の話をしたら、「似たような本で面白いのがあるよ!」といただきました。3色ボールペンの本で有名な、明大の齋藤先生の本です。“不機嫌が許されるのは、赤ん坊か天才だけ”“今は「バカで不機嫌」が増大中”というくだりが、なかなか痛快で私は好きです。この本のメッセージは、円滑なコミュニケーションのための手段として、「上機嫌」な状態を自分の技にするといいよ!ってこと。
おぉ!齋藤先生と私、同じ技を持っているなぁーと共通点を1つ発見。それは、「大変に上機嫌な状態で、そうとうに辛辣なことを言い続ける」という技です。私もよく笑顔で、「これだけ何度も同じことを申し上げても全く行動に移さないということは、そもそも理解していないかやる気がないかのどちらかですねー。あはははっ。」と、よく言い放っています。このワザ、意外とカドを立てずに済み、使えますよ。
他にも何冊か読んでいるのですが、あまりの長文になってしまったので、また次回に。
posted by ハセガワ at 00:00
|
TrackBack(0)
|
本・映画
|

|